この前、ディズニーの塔の上のラプンツェルを偶然後半だけ見ました。
あら、面白いじゃない。始めから見れば良かった。
私としてはアナ雪より面白いように思えました。
物語の最後にこのお話でのヴィランズの筆頭、育てのお母さんは塔から落ちて(たぶん)死んでしまいます。
残酷だけど、これはこれで、とても良かったと思うのですよ。
どんな親でも育てて、もしくは産んでくれたなら大切にするべきという道徳と言う名の呪い。
いわゆる、毒親というものを持つ人は、この呪いの言葉が無ければ、それだけで随分と楽になるのではないでしょうか?
子供に暴力や暴言を浴びせてしまう親にも何か原因や理由があるはずです。
だけど、子供には暴力を受ける理由も、暴言を吐かれる理由もありません。
そりゃね、許し許されて和解できるのが一番ハッピーなのは分かるのですよ。
だけど、どうしても分かり合えない時もあるでしょう。
「あなたもつらかったよね」
と加害者である親を慰めるのは被害者だった子供の役目ではなく、第三者だと思います。
ラプンツェルは自分を閉じ込めていた育てのお母さんを捨て、自分の幸せを手にしました。
毒親に苦しめられている人が、ひとりでも多く、ラプンツェルのように幸せを手に入れられますように。
毒親になってしまった人もまた、ラプンツェルの育てのお母さんみたいなバッドエンドを迎えず、ちょっとでも救われますように。
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