私の血となり肉となったもの

NHK札幌局にて開催中の企画展「氷室冴子をリレーする」を見に行ってきました。
小学校高学年から中学生時代、なんて素敵にジャパネスクシリーズが本当に大好きで原作も漫画も夢中で読んだものです。
平安時代、「女房」と言えば奥さんじゃないこと。
几帳、御簾、直衣、直垂、この辺の単語を間違いなく読めたこと。
たくさんのことを学ぶつもりもなく、自然と学んでました。
当時の私が歴史で平安時代が得意だったのは確実に氷室先生のお陰です。(ちなみにフランス革命のあたりは池田理代子先生、昭和から平成の世界情勢と様々な小ネタは一条ゆかり先生、ローマ時代は藤本ひとみ先生から知識を得ました。集英社ありがとう)

今回の展示、氷室先生が原作の漫画の原稿は展示があるのに小説に関するものは原稿も資料も置かれていません。
亡くなる前に氷室先生自身がすべて処分していたんですって。
そういう潔い在り方は、先生が書かれた物語の主人公たちに近いものがあるなと思いました。

氷室冴子先生の作品、約30年の時を超えて読み返したいです。

占いのカピバラウンジ

札幌でまったりのんびりカピバラのように活動中の占い師です。

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