またどこかでとは言えないけれど

近所のカフェの最終営業日でした。
通いやすい場所。
いつものコーヒーとケーキ。
変わらないランチメニュー。
眉毛を描かなくても、毛玉のあるニットでも、買い物袋からネギが顔を出していても。
ありのままの姿で通える生活の中にあるカフェでした。

17時過ぎ、小学校の先生とは何度も来店が被ったものです。
あー、先生タバコ吸うんだな。
仕事大変なんだろうな。
あの頃は私も仕事帰りで、仕事モードから家事モードへスイッチするために通っていました。
そのため、先生には勝手に『同志!』という眼差しを向けさせていただいていた気がします。
一方的な仲間意識は先生が他の学校に転勤するまで続きました。

基本的に一人で息抜きのため来店していました。
買い物帰りにちょっと寄り道したり、何となく家にいたくない時に訪れたり。
なので、「誰かと一緒」の時は何かあった場合。
長男妊娠を母に報告したのもこのお店です。(え、もう19年前!)
あとは、息子の少年団絡みでの濃い話し合いを繰り広げたのもこのお店でした。

本当に、この20年くらいの私の日常と共にあったお店です。
無くなっちゃうのはさみしいなぁ。

もう一件、最近は足が遠のいていたけれど、とても好きだったお店が閉店してしまいました。
義父母が揃って札幌に来たとき、まだ幼かった息子たちと一緒に行った思い出のお店です。
実家みたいな佇まいでトーストセットがとても美味しいお店でした。
あんバタートースト、最高だったよ。

新しい職場で新しい人たちと出会い、お気に入りのお店とお別れ。
春は出会いと別れの季節とはよく聞く言葉ですが、ほんとにそうなのだなぁと実感した2024年の3月でした。

占いのカピバラウンジ

札幌でまったりのんびりカピバラのように活動中の占い師です。

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