いい感じに収まったうしお。
しばらくここに居ました。
前回の続きです。
今日は義理の祖母たちの話を。
まず義母のお母さんの方の祖母。
こちらの祖母は、いつも背筋がピンとしていて周囲のことをそんなに気配りすぎてたら疲れちゃうよというくらい心配りが上手な人でした。
何というか、正しい人、だったと思います。
でも、その正しさを人に押し付けることがなく、ぼんやり気の利かない孫の嫁(私だよ)にもいつも優しくしてくれました。
それでいて、「昔はこうだったのよ」とか「これが故郷の長野の味」など、たぶん未来につないでいってほしいんだろうな、という事柄についてはしっかり話をしてくれていたように思えます。
私が今引き継げているのはお正月に数の子入りひたし豆を作るようになったことくらいですが…
いつもたらふく食べさせてくれた酢豚(物凄く美味い)の作り方も教わっておけば良かったと後悔しています。
ちなみに、こちらの祖母と私は誕生日が1日違いで、毎年お祝いの電話を入れる度「保子ちゃんも明日だったわよね?昨日だったかしら?とにかく、おめでとう」と言ってくれたことも良い思い出です。
次に義父のお母さん。
こちらの祖母は、明るくチャーミング、賑やかなことが大好きな人でした。
義理の祖母たちは「足して2で割ればちょうど良いのにね」と言われるくらい正反対の性格。
それなのに仲が良く、何度も一緒に旅行に行ったりもしていたそうです。
まだ長男が赤ちゃんだった頃、こちらの祖母と私と長男の3人で海の方に散歩して、そのままお蕎麦屋で食事してきたことがありました。
この時ポロッと祖母が口にした「あなたのお母さんもお義父さまお義母さまに長くしっかりお仕えして偉いわね」という言葉が印象に残っています。
そうか、うちの母もこれまでたくさん頑張ってきたんだろうな。
他人から言われて改めて気づくことってあると思うんです。
愚痴を言いながらも祖父母の面倒を見ていた母にリスペクトを感じた瞬間でした。
それとこちらの祖母の言葉でもう一つ忘れられないのが「子どもを置いて出て行っては絶対駄目」というもの。
いつも朗らかでニコニコしている人のそういう言葉って印象に残るんですよね。
おばあちゃんを悲しませたくないから離婚しないようにしよう。
円満な家庭を維持するための、動機づけの一つになっています。
こちらの祖母の葬儀にはコロナ禍のせいで参列できませんでした。
葉山の家に帰れば、まだ、あの部屋で大きな音でテレビを見てる祖母がいるんじゃないかなと思ってしまいます。
義母方の祖母のお葬式は自宅葬だったのですが、参列者は一軒家がパンパンになるくらいの人数。
全国から親戚を集めた義父側の祖母の長寿を祝う会にもたくさんの親類縁者が集まりました。
祖母たちの周りにはいつもたくさんの人がいたのです。
愛されるってこういうこと。
愛されるだけでなく、愛情を注いできたからこんなに人が集まってくるんだろうな。
私も愛し愛されるおばあちゃんになりたいです。
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